人生初!水星を見られた!!


水・金・地・火・木・土・天・海・(冥)の水星です。
これから盛り上がるであろう彗星ではなく。
(やっぱり私などの世代では……冥王星を入れないとしっくりきません)
天・海・冥は最初からあまり見たいと思わないというか、遠すぎて諦めていました。
でも内惑星である水星はぜひ見たいと思っていました。
ただ、これがかなりの難物です。
太陽系の一番内側にある水星はいつも太陽の近くにいます。
つまり、いつも太陽(ソーラー)と一緒に宙〈ソラ〉を廻っているのです。ハハッ。
結果、太陽の眩しさの陰に隠れてほとんど見れない訳です。
最大に太陽から離れた(地球から見て)時でも角度にして30度たらず。
でも、水星の公転軌道の関係などで条件が良い時でもせいぜい地上高度10~15度と言われています。
それも日没時に!当然空が充分に暗くなる頃にはさらに水星の高度は落ちています。
(ちなみに、角度10度は大人の男性が片腕を一杯に伸ばして手をグーにしたのを見た時のグーの広い方の幅ぐらいです)
その結果、観測出来るのは日の出直前または日の入り直後(太陽のどちらに離れるかで違います)で、
空が充分暗くなったごく短時間に限られます。
一年に6回ぐらいある最も離れる時(最大離角)で充分に高さが有る時が観測絶好期です。
もちろん、観測場所から水星の見えるはずの方向にビルや山などの障害物が無いこと。
あと絶対に外せないのが天気が良いことですね。
今回の場合だと西側が開けた場所で、日の入り時に西の空がずっと向こうまで天気が良いこと。
天気が良いとは低空に雲が無くガスっていない(空気中にスモッグやPM2.5などの微粒子が無い)状態です。
頭上は曇っていても全く問題なしです。
それらの条件が全部揃うのは一年の内片手で数えられるぐらいしか無いと思います。
かの有名な天文学者のコペルニクスも見たことが無いというぐらいの難物なのです。
もちろん私も見たことはありませんでした。
そして今回の最大離角の日は10月9日です。色んな条件もよさそうです。
前後合計10日間ぐらいがねらいめかな、と。
と言う訳で昨日夕方、外出から帰る途中西の空を見たら良い天気でした。
これは!と急ぎ帰宅。あわてて6倍30ミリの双眼鏡でチェックしました。
それらしき小さな星が夕焼けの残照の中にハッキリ見えるではありませんか!
そこでまた大慌てで望遠鏡とカメラをスタンバイ。
撮れた写真がこれです。
IMG_6225
2013.10.7 17:50 EFS-15~85(70mmぐらい)F5.6 以下すべてEOS40D ISO1600
水星は画面の中には有るのですが全くわかりません。画面右に月齢2の月。左上は(宵の明星)金星です。
IMG_6227
2013.10.7 17:51 同 EF200-2.8L F5.6 
さすがに見えないのでもう少し望遠のレンズで。この写真には水星が写っています。中央やや左、中ほどの雲の下です。
ちなみに月の右側に有るのは土星です。月、土星、水星で少しいびつな逆三角形になってます。
上の写真をトリミングしたのがこちらです。
201310081711458c4
細~い月と太陽の向こう側に去って行こうとする土星のツーショットです。
さらにアップで撮りたいのですが水星の高度はどんどん落ちて行きます。
時間との勝負です。
望遠鏡を架台にのせカメラを付けピントを合わせている時間は無さそうです。
それでも急いで撮った写真がこれです。
IMG_6243
2番目の写真のレンズに1.4倍のテレコンバーターを付けて撮影。280mm F5.6
右下のテレビアンテナの左に写っています。今度はハッキリと。
念のために一部を拡大してみました。
IMG_6243

201310081731578b8
お分かりいただけますか?全然水色じゃない(?)ですけど。
今回やっと見ることができた水星。
気がつけば肉眼で見たのは双眼鏡を通してだけでした。
じっくり眺めるのは無理としても、次回は望遠鏡でも見てみたいです。
そして半月状に欠けている姿を…
生きているうちに…
(オマケ)望遠鏡の直焦点での同じ日の金星です。ちゃんと半月状なのが見えますか?水星を望遠鏡で見れたらこんな感じでしょうか?
2013100817315854f
FL-90S 810mm 1/500s.(トリミング)

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