なぜ双眼鏡なのか?を今日は書いてみたいとおもいます。
子供のころから星の美しさに目覚め
「もっと詳しく見たい」と思い、中学生のころは口径5センチメートルの学習用天体望遠鏡で
月や木星、土星といっためぼしい天体をボーッと眺めるのが好きでした。
倍率はせいぜい30~40倍。それでも夜空が暗くて澄んでいたこともあり
いつまでも飽きずに眺めていました。
部屋に大きな月面図を貼りクレーターの名前を覚え望遠鏡で確認したり、
木星の4大衛星がゆっくりゆっくり動くのを眺めたり…
50センチぐらい先のゴマ粒ぐらいにしか見えない土星にウットリしたり。
ただそんな事が嬉しかったのです。
でも、アンドロメダの渦巻き銀河やオリオンの大星雲は本の写真のようには見えませんでした。
本や雑誌で得た情報によると、20センチ以上の反射式の大砲のように大きい望遠鏡で見るか、
赤道儀式の架台に大きな望遠レンズを付けた一眼レフカメラでひと晩じゅうかけて写真を撮るらしいです。
田舎の中学生には夢のまた夢でした。
天文ガイドの広告はただただ眺めて夢を見るものでした。
時は流れて、大人になり小さいながらもフローライトレンズを搭載した赤道儀を購入。
でも都会の空は夜でも明るく、見えるのはやっぱり月と木星、土星でした。
やっぱり口径が絶対だとこんどはあこがれの20センチシュミットカセグレンを購入。
ベランダから見える空が限られていたことも有り、自動導入経緯台は使いこなせず、
その重量は階段を一人で上げ下ろしする限界でした。
自分の中の美しい宇宙の星ぼしのイメージと現実のギャップにガッカリです。
降るような星の見えるところなんてそうたびたび行けませんし、
数えるほどしか星は見えないのが都会生活の現実でした。
でも都会でも星は有るのです。
見えないと思っていたけど、思ったより有るのです。
ある時試しにのぞいてみた双眼鏡のなかに有ったのです。
写真で見る星雲や銀河が見えたわけではないけど、
自分の目で見る、またたく星ぼしがそこに有りました。
都会で暮らしている星が好きな人には双眼鏡をおすすめします。
手元に双眼鏡が有ったら夜の空に向けてみてください。
ちゃんとした双眼鏡なら驚くほどの星が見えるはずです。
ヒノデ6x21の小さいけど良く見えるレンズです。
cafe ASTRO TEMO(044-755-8234)で実際に手にとってみれます。
ちいさな(口径20ミリ程度の)双眼鏡でも肉眼より何倍もの星が見えるはずです。
もしちがったらそれはその双眼鏡か使い方に問題があると思われます。
宙三郎にご相談ください。解決法を解る範囲でお教えします。
そして、そこにあるすばらしい宇宙の姿を楽しんでください。
(本日やっと画像アップできました。しばらくモタモタすると思いますが)