おかげさまで、ヒノデ5倍20ミリ双眼鏡は評判がいいです。
そこであらためて倍率5倍の双眼鏡を比較してみようと思います。
で、当店のコレクションから探したのですが意外、たった4台でした。
(Nikon5x15Dは妹にあげてしまいました)
後ろ左ヒノデ5x20-A3、右ヒノデ5x20-A3
前左キャノン5x17FC、右ニコン5x15 Mikron
こうしてみると当然かも知れませんがコンパクト機ばかりですね。(Binonがほしかったですね)
それはさておき、5倍双眼鏡は実際に市場に出ているのが少ないのです。
一番小型のNikon Mikron5x15。大人の男性の手には小さいですね。
使う時も指先三本か四本でつまむようにして持ちます。
アイレンズ(覗くところのレンズ)も小さいです。
アイレリーフ(覗いた時に一番良く見えるアイレンズから眼球までの距離)も短かめです。
メガネ越しには良く見えません。と思います。
日本人が今より視力が良かった時代の設計?と思われます。
でもこれがとてもよく見えるのです。
精密機械。日本かドイツぐらいでしか造れないかも…という感じでしょうか。
初めてこの双眼鏡を覗いた人はこの小ささからは想像できない見え味に驚きます。
でも万人向きではありません。使いやすいとはチョット…双眼鏡に慣れた人向きでしょうか。
間違っても子供には貸せません。レンズが指紋だらけになりそうです。
そして何より今はミクロンの5倍は造られていません。スミマセン。
ニコンには5x15D CFが有ったのですがこれももう製造は終わったみたいですね。
そしてこれはCanonのフラットタイプの5倍17ミリです。
これも今はカタログ落ちです。スミマセン古いのばっかりで。(ビクセンの同スペック有り。中身は同じと言うウワサあり)
この双眼鏡も良く見える機種です。
タバコの箱サイズでボディの強さもマルです。
視度補正(左右の視力差を調整する)機能は省略されています。
左右の視力差がかなりある人には不向きかもしれません。
アイポイントは14~5ミリ有り、メガネ越しでもいけそうです。
私的には欠点はほとんどない双眼鏡だと思っています。
美術館や博物館や奈良のお寺に行く時には必ずポケットにINですね。
アイレンズ側から。ニコン、キャノン、ヒノデ。コーティングの違い、「覗きやすさ」(アイレンズが大きいほうが覗きやすいです)がわかると思います。
こうして見てくるとやはり5倍の双眼鏡は風前の灯なのかなと思いますね。
ホント使いやすくてコンパクトでいいのになー。
ますますヒノデ5x20-A3の人気が上がりそうです。