双眼鏡比較・6倍双眼鏡を比べてみました・その2


前回、倍率6倍の双眼鏡の中でコンパクトな機種をご紹介しましたが、
今回は倍率は同じでも口径の大きな機種をご紹介したいと思います。
20130213133329f77
この3機種です。上からCanon 6x30。重さ621g。
CARL ZEISS SILVAMAR 6x30。重さ442g。
ZOMZ KRONOS 6x30。重さ734gです。
Canonの現行製品は防振双眼鏡だけになってしまいましたが、以前は普通の双眼鏡も造っていました。
その古い時代のポロ型(ボシュロムタイプ)、CF、非防水双眼鏡です。
20130213133330c26
5ミリの射出瞳はきれいな円形です。内部の反射防止処理も丁寧になされています。
実際に覗いて見ると、一見してとてもクリヤーな視界です。解像度も申し分ありません。
対物、接眼ともにレンズのコーティングは造られた時代の良いモノだと思います。
現代のとても良くできたコーティングと比べると逆光時のフレアーなどでは差が出ますが…
周辺のゆがみは少し多めです。ピントは合っているのですが糸巻き型の湾曲が有ります。
星見に使っている分には周辺がボケる訳ではないのでまったく気になりません。
視野の周辺部分の収差は完全に無くすのはとても難しい事なのだなと思います。
個人的な好みの問題だと思うのですが、この収差は許せる収差です。
私が感じる唯一の欠点は視野が若干狭い事です。
視野の広さを表す度数表示が無く、1000ヤードあたりのフィート表示しかありませんが、
見かけ視界は50度を下回っていると思います。
これがあとチョット(2割ぐらい)広ければ最高なのですが…
20130213133330b31
SILVAMAR。これはとてもレトロなツァイスです。まんまるできれいな射出瞳です。スリムなボディの中のプリズムを考えるととてもすばらしいと思います。
この3機種のなかで一番軽いです。ツァイスタイプ、IF、非防水とはいえ軽いですね。
アイカップ意外は総金属製でこの軽さは特筆ものでしょう。
肝心の見え味はスッキリとした視界で、レトロなのに現代でも通用する性能だと思います。
つくづくツァイスがポロ型を造らなくなったのが残念でなりません。
視野周辺の収差もツァイスの中でもごく少ないと思います。
若干の糸巻き型の湾曲が有りますが、ボケはほとんど無くこの事も星見にバッチリです。
IFである事も星見にはハンデとならず、その軽さもあって子供や女性にも使いやすい一台ですね。
201302131333313fe
この3機種の中では一番新しいロシア製の双眼鏡です。射出瞳にちょっとカゲが有ります(左上)。
数年前まで「笠井トレーディング」扱いで「HCビノ」の名前で販売されていました。
いかにも「軍用」的な迷彩柄のボディ、見口のゴムもかの国の雰囲気です。
ピントリングのスカスカした感触も…う~んオモチャッぽい?
この双眼鏡、昼間覗くとガッカリします。
まず一見して景色が黄色っぽくてけっして美しくありません。
視界は広々としているのですが、視野の端は画質が落ちます。
でもこの双眼鏡、夜はとてもいいんです。
コントラストが高く星がとてもよく見えます。色も気になりません。広々とした視界もマルです。
そういう、とても個性的な双眼鏡です。
星見限定でいいよと、いうことならおすすめです。
ちなみにこのメーカー、初代「ワイドビノ」のメーカーだそうです。
ただ、この重さは(広角にするためとはいえ)長時間の手持ちにはきびしいですね。
………この次は現行機種の6倍双眼鏡をご紹介します。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です