日の出光学(ヒノデ)の双眼鏡は無理に高倍率にせず、
レンズの性能を最大限引き出すようにコーティングなどを最適化し、
とにかく「よく見える」「使いやすい」事にこだわって作ってあり、
早くから双眼鏡マニアには知られた存在でした。
そんなヒノデの双眼鏡の中でも最低倍率の双眼鏡が、5x20-A1でした。
このたびその大ヒット作「A1」がリニューアルされ「A3」としてリリースされました。
新旧5x20双眼鏡。右がその[新]5x20-A3です。
先週から Cafe ASTRO TEMOでも扱っています。
実際に覗いて見るのが一番わかりやすいのですが…
「明るい」というのはいっしょですが、ニューモデルはさらに「すっきり」と言えばいいのか…
白色がより白く見えます。他の色ももちろん同じくキレイです。
発色があざやかなのです。
この写真でレンズに反射している光が見えるとおもいます。
右のほうが反射が少なく見えますね。
象の見えを悪くする光はカットして必要な光は通す。
レンズのコーティングは主にそのために有ります。カッコ良く見せるためではなく。
双眼鏡を初めて使う人にはなかなか分かりずらいかもしれませんが、
よい双眼鏡は実際に覗いてみなくても外からレンズを見ただけである程度の実力がわかるものです。
私も初心者の頃はホームセンターなどで売ってる2980円ぐらいのモノでも「見える」と思ってました。
でも使いこんでいくと必ず不満が出てきました。
逆光時や夕暮れの風景や月を見た時などです。
双眼鏡なんてそんなもんでしょう、と思ってました。
でもあるとき、ちゃんとした双眼鏡を覗いた時に目からウロコが落ちたのです。
だから、双眼鏡初心者にこそちゃんとしたモノを使ってほしいのです。
だって、2980円でももったいないですから。