見えた!アイソン彗星


アイソン彗星が話題です。
天文ファンの間ではすでに一年前ぐらいから話題でしたが。
ここに来て雑誌業界でも出版ラッシュですね。
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今日の新聞広告。ライバル各社が仲良く広告しています。
普段天文モノとは縁遠いような出版社まで便乗。
これでは当の「アイソン君」もプレッシャーだろうと同情します。
こんなに騒がれてショボかったら大ブーイングものです。
天文現象では良くある表現ですが「何十年に一度いや何百年に一度の」大彗星と。
予想によると(科学なので予測が正しいのでしょうが、これがなかなか当たらない)
最大光度はマイナス15等級まで明るくなる(かも)ということでした。
ちなみに満月がマイナス13等級ほど、半月でマイナス10等級ぐらいです。
マイナスだと大きい数字が明るいのです。
5等級違うと明るさの差はちょうど100倍になります。
つまり、最高に明るくなったら昼間でも見える!!!ということです。
そんな彗星に育ったらもう世界中大騒ぎでしょう。
この世の終わりと言いだす人も必ず現れるでしょう。
終わりでもいいから見てみたい。
と言う訳で、昨日今日と二日続けて観れました。
昨日は思いつきで車で5分の多摩川河川敷に行き、ラッキーなことにすぐ見えました。
今朝はちゃんと準備して4時起床。カメラも持って行きました。
意気込んで行った結果が以下のとおりです。
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05:09 4”EFS15-85(以下、すべて2013.11.23 EOS40D ISO1600 F5.6 川崎市中原区丸小橋やや下流の多摩川河川敷にて)
左下の明るい星は水星、中央やや右の電線のすぐ上にアイソン彗星。
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05:20 3.2”EF200・2.8L
同じく水星と彗星。
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05:23 2.5”EF200・2.8L
さらに高度が上がってきましたが空も明るさが増しています。
彗星を明るく撮ろうと思うと空も明るく写ってしまいます。
このへんで焦りが出てきます。
IMG_7712
05:29 1”EFS15-85
この写真には左下に土星が写っています。アイソン彗星は中央やや左に、今にも消え入りそうです。
どんどん写真の露光時間が短くなっているのがお分かりになりますか?
本当に刻一刻、地球が自転しています。
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05:34 1.2”EFS15-85
これでオシマイ。宙<ソラ>には春の星座が。
おそらく明日の朝は彗星が顔を出す頃には明るくなってきてかなり見ずらいと思います。
ちょうど一枚目の彗星の写真ぐらいの高さで二枚目の空の明るさかと。
この後今月の29日に太陽のすぐ近くを廻り込んでまた朝の空に帰ってくるはずです。
これからしばらくは太陽に近すぎて観測困難になります。
(実は今日より昨日の方がきれいでした)
でも今日より増光していたらと思うとやはり明日も早起きかなあ…

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