2013年になりました。新年初めてのブログです。
ネットショップの構築に忙殺されています。
さて、今年の宙〈ソラ〉の一番の話題は大彗星になる可能性のある彗星が二つも接近中と言うことでしょう。
まずは、3月中旬ぐらいから夕方西の空に見える予定の「パンスターズ彗星」ですね。
久々の肉眼で見える彗星です。うまく条件がそろえば大彗星になるかも…と期待されています。
みなさんは本物の彗星をLIVEで見たことが有りますか?
それは言葉では表現できない不思議さです。
流れ星でも感動しますがその何倍、何十倍も感動しました。
私の記憶にある彗星で一番印象に残っているのは1970年のベネット彗星です。
ベネット彗星(photo by Akira Fujii) >>> (もっと明るかった記憶が…)
中学生だった私が夜道を歩いていてふと振り返ったらそこにとても明るい彗星が浮かんでいました。
後付けのイメージかも知れませんが、何かに呼ばれて振り返ったらそこにあった感じです。
当時夜空は今よりはるかに暗く、その中に圧倒的な存在感で浮かんでいたのをはっきり覚えています。
あともう一つ、1976年のウエスト彗星。
ウエスト彗星(photo by Jhon Laborde)
どこで見たのか記憶に有りませんがこの彗星も見事でした。
「彗星のごとく」と言われるように2,3日前まではそこに無かった天体がふと見上げた空に有る驚き。
それはいつも空を見上げている人ほど驚く出来事です。
今では詳しい予報がだれでも見られる時代です。
驚きは少なくなったかも知れませんが、「きれい」「不思議だ」と言う感動は同じだと思います。
そして、今回は肉眼で見える明るさになると予想されますが、
彗星のようなある程度の広がりが有る天体に一番向いているのが双眼鏡です。
もし予想ほど明るくならなかったとしても肉眼よりはるかに詳しく観察できます。
もし予想(今が見ごろの木星と同じ-3等級の明るさという予想有り)どおり明るくなったら、
双眼鏡の視野いっぱいに広がる姿は一生忘れられないモノになるでしょう。
「おそらく十年に一度ぐらいの天文ショーになる」と期待して待ちます。