小正月と小豆粥


 

1月15日は元旦を大正月というのに対して小正月といい、

この日に“小豆粥”を食べる習慣があるそうです。

なるほど、考えてみると小豆って昔からお祝いのお赤飯に始まり、

節目によく登場する食材ですね。

 

なぜ小豆(アズキ)かというと、

一説では小豆の赤が不思議な力を持っていると信じられていたことから

邪気を祓い、無病息災を願うために小豆粥が食されていたそうです。

あの赤い色はアントシアニンで、タンパク質もたっぷりの小豆は

ミネラル分も豊富ですから、理にかなった先人の知恵というわけですね。

七草粥は知っていたけど、それからさらに一週間後にまた

お粥をいただく習慣が広く日本にあったことは知らなかったわたしですが

お粥というのもお正月にごちそうで荒れた胃にはやさしいメニュですよね。

ハレとケの習慣が薄くなった現代だからこそ、大切にしたい行事のひとつだと感じます。

 

そうそう、かつて、京都の取材をした折に

おばんざいには日によって決まったものを食する習慣があって

毎月15日に小豆ごはんを食べるって聞いたことがあるような…

京都にはまだまだいろんな習慣が残っているんですよね。

 

そんなことをいろいろ考えていたら

TEMOでもなにか、小豆を使ったメニュを出してみたくなりました。

yogaプレートとかがいいかな。それともplat du jourがいいかな。

それともやっぱりおまかせスウィートかな。。。

いつか突然、小豆メニュが登場するかもしれませんのでどうぞお楽しみに!

 

明日のplat du jourは残念ながらお粥でも小豆でもなく

“シーフードクラムチャウダー(サラダ、バゲット付)”です。

ますます寒くなるこの季節ですから

あったか~いメニュを召しあがっていただこうと考えました。

どうぞ、ご賞味くださいませ。

 

 

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