零余子が採れました!


 
今日、TEMOの庭で零余子が採れました!
 
 
「零余子」と書いて「ムカゴ」。
昼顔のようなつる&葉が出てるなぁと思っていたら
ヤマノイモ科のムカゴだったのですね~。
これ、自然薯や長いもの地上版だそうですよ。
TEMOの庭にも埋まってるのかしら、自然薯…。
 
みなさんはムカゴのこと、ご存知でしたか?
山育ちでもなく、知識もないわたしは知りませんでした。
でも、そのものを見て思い出したんです。
じつは食べたことがあったということを。
 
もう数年も前のことになりますが
Saitaという雑誌の取材で飛騨高山に行き、
「洲さき」さんという料亭にお世話になりました。
駅からノスタルジックな街並みをめざし、
宮川にかかる赤い欄干が美しい中橋を渡った先にある
町屋造りの風情ある建物が「洲さき」さん。
司馬遼太郎の「街道を行く」にも登場するこの料亭は
「宋和流本膳」という1200年以上も続く伝統料理を守り続けているお店で
ここで取材させていただいた「宋和流本膳崩」というお料理の一皿に
この「ムカゴ」が出されたんです。
お店の方が「最近はあまり採れなくなり貴重な品になりました」と
おっしゃったのを覚えています。
 
それが、それが
なんとTEMOの庭で採れるなんて!
 
 
ご覧のとおり、
ムカゴ飯にするほどの量も、みなさんにお出しするほどの量もないので
しばらくはカウンターに置いておいて
「これ なにかわかります?」なんて話のタネに楽しもうと思ってます。
 
*「零余子飯」は秋の季語らしいです。俳句をされる方もお詳しいのかも・・・です。

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