14,rue de Bretagne


すっかり春の気配を感じる時期になりました。

先日、TEMOにお越しになったお客さまから

「読売新聞のフリーペーパーでお店を知って来てみました」

と教えていただきました。ありがとうございます。

ぬぬぬっ。うちも読売新聞をとっているのに

今回に限って見逃していました。

「YC武蔵小杉ニュース」というフリーペーパーには

美術館や映画、スポーツ観戦のチケット申込のほか

地元の方の声による地元の情報がたくさん寄せられていて

毎回そのなかに「一押しのお店!」というコーナーがあります。

月に一度、折り込みといっしょに入っているフリーペーパー。

オープンする前、「いつかこれに載ったりしたらうれしいね」と

話していたものでした。

   

以前、少しお話したかもしれませんが

わたしがパリに初めて住んだのは

14,rue de Bretagneというカフェを営まれている

ご夫婦が経営されているフォアイエでした。

だから朝食はいつもカフェ。

フィッセル(バゲットの細いもの)にバターを塗ったものと

たっぷりのカフェオレが定番の朝食でした。

カフェの朝はいつもにぎわっていて

入ってくるとみんながムッシュにボンジュール!

あいさつをかわし、「いつもの」風にオーダーしてます。

カウンターでさっとエスプレッソを飲んで仕事へ向かう人や

早くにもう一仕事終えた人、わたしたちのようなエトランジェは隅っこに。

アルマーニを着た弁護士さんとゴミ収集のつなぎを来た人が

政治について熱く議論しているかと思えば

かなり年配のマダムと若いイケメンが愛を語り合っていたり。

パリのどこにでもあるような、地元の人が利用する

けっして観光ガイドに載らないような街場のカフェでした。

   

気づけばTEMOもどこかで

そんなカフェをイメージしているのかもしれません。

たくさんの思い出といまに

たくさんの人にありがとう。

コメントする